
5つ星ホテル
Gorgeous George
サイロ地区がケープタウンのルネサンスの「表の顔」であるならば、Gorgeous Georgeはその反骨精神あふれる「夜の顔」と言えるでしょう。CBD(中心業務地区)の喧噪の中に佇む2つの歴史的建造物を統合したこのホテルは、単なるリノベーションの枠を超えています。デザイナーのTristan du Plessisは、建物の骨組みであるコンクリートの梁や配管をあえて剥き出しにし、そこにエメラルドグリーンのベルベットや真鍮のアクセントを加えて、荒々しくも艶やかな空間を作り上げました。 客室は、地元のアーティストDavid Britsによる手描きの壁画や、Gregor Jenkinが手掛けたステンレス製の洗面台脚など、細部にまでこだわりが詰まっています。アメニティも画一的な高級ブランドではなく、ケープタウンの名店「Truth Coffee」のポッドや、プラスチックフリーのバス用品を採用するなど、ローカルへの愛が感じられます。 ホテルの心臓部であり、眠らない社交場となっているのが、屋上の「Gigi Rooftop」です。「Hello Gorgeous」のネオンサインの下、クリエイターたちが「ケープマレー風フィッシュタルタル」や「魚の丸焼き(ブライ)」を囲みます。サービスは最高評価(9.7/10)ですが、DJイベントの重低音が響くため、静寂を求める場所ではありません。ここは「泊まる場所」である以上に、「体験する場所」なのです。






