
5つ星ホテル
Mgm Macau
マカオの巨大リゾートは、魂のないギャンブルの箱だと見過ごされがちですが、MGMマカオは建築的な驚きを隠し持っています。「グランド・プラサ(Grande Praça)」は単なるアトリウムではありません。波打つモザイクの石畳や、リスボン中央駅にインスパイアされたファサードが広がる、空調の効いた「19世紀リスボンの幻影」なのです。中央にそびえる高さ8メートルの円筒形水族館も圧巻ですが、真の魅力は、亜熱帯の湿気を完全に排除したこの超現実的なヨーロッパ広場の雰囲気にあります。 客室はゴールドとブロンズを基調としたクラシックな趣で、コタイ地区の新しいホテルのようなミニマリズムとは一線を画します。重厚なドレープと極上の寝具は、午後の昼寝を強く誘惑します。空調の調整が難しいという古参ホテル特有の癖はありますが、フォーブス5つ星を獲得した「トリア・スパ(Tria Spa)」のハーブスチームルームが、時差ボケを完璧に解消してくれます。 食事こそが、このホテルのポルトガルの物語を完成させます。「インペリアル・コート(金殿堂)」のエビのムースを詰めたクリスピーチキンも絶品ですが、ランチの正解は「ロシオ(Rossio)」です。植民地時代の歴史を感じさせるロースト・サックリング・ピッグ(仔豚の丸焼き)を堪能し、その後はインフィニティプールで南シナ海の霞を眺めながら過ごすのが、ここでの最も洗練された過ごし方です。






